水回りのおそうじの中でも後回しにしがちなのが「洗面所」ではないでしょうか。
キッチンは食品を扱う場所なので食中毒を避けるためにも「清潔にしよう」という動機が働きます。また、バスルームは身体のヨゴレを落とす場所なので、掃除好きではない方にとっても「掃除をする場所」として一般に認知されています。
しかし、かたや洗面所。洗面所は食品を扱う場所ではありませんし、ヨゴレを落とすといっても「手」や「口」などの部分的なヨゴレばかりです。
キッチン用洗剤やお風呂用洗剤があっても、洗面所用洗剤がないことからも、洗面所が掃除をする場所として意識されていないことがわかります。
そのため「まあ、手洗いついでに水も泡も流れるわけだし、別にキレイじゃない?」となんとなくキレイな印象で洗面所を見てしまいがちです。
しかし、使う場所はヨゴレる場所。ヨゴレる場所は使う場所。洗面所を使う時間は短くても、使う頻度はトイレ並み。洗面所はそれだけヨゴレやすい場所です。
手洗い時に水を飛び散らせば雑菌繁殖。手洗い後に出る泡を流さなければピンクカビ。流しに髪の毛を放置すれば排水溝が詰まり悪臭発生。その他にも歯磨き後の歯垢やフロス後の飛び散り等々・・・洗面所はヨゴレの坩堝といっても過言ではありません。
とはいっても、洗面所のおそうじはお風呂のそれと基本的に同じです。ケース別で見ていきましょう。
強度のヨゴレの場合
できればこうはなりたくない(ただ、なってしまった以上は仕方がない)という状況です。排水溝の周りを中心にピンク色のヌメリ(ピンクカビ)や黒色のヨゴレ(黒カビ)がある場合、通常の洗剤では落とせないため、カビキラーを使って攻略します。
お風呂そうじでも活躍するおなじみの掃除道具。使い方はお風呂と同じ。換気をした状態でピンクカビや黒カビにカビキラーを吹きかけ5分放置。あとは水で流せばOKです。
「こんなに簡単ならたまに掃除するだけいいじゃん」と思われるかもしれませんが、やめた方がいいです・・・。カビがびっしりできた状態まで放置すると、悪臭だけでなく例の黒いアレを呼び寄せることになります。
やつらは水とヨゴレた環境が大好物。テラフォーマーズを口寄せしないためにも、普段からのまめなおそうじが大切です。
中程度のヨゴレの場合
ピンクカビや黒カビは見当たらないけれど、水だけでは落ちないヨゴレが。そんな場合はバスマジックリンが有効です。
カビキラーと異なり、吹きかけて放置しただけではヨゴレが落ちないため、スポンジを使ってこすり洗いをしましょう。硬いスポンジを使うと洗面台を傷つけるため、やわらかいスポンジがおすすめです。
軽微なヨゴレしかない場合
とても理想的な状態です。簡単に落とせるヨゴレしかないため、カビキラーなどの強力な洗剤を使う必要がなく、おそうじに時間も手間もかかりません。
使う道具はアルコールスプレーと乾いた布。アルコールを吹きかけ、乾いた布で拭き取るだけ。ブログのタイトル通り、1日1分でキレイになります。
このような軽度のヨゴレしかない洗面所のおそうじは、洗面所のタオルを洗濯するタイミングでパパっとはじめて終わらせるのがベストです。洗面所のタオルをおそうじ用の乾いたタオルとして使ってしまいましょう。軽微なヨゴレしかないため、タオルに付着したヨゴレは軽く手洗いをして洗濯機で回せば問題ありません。